正社員と同じ職務のパート 約3割が賃金に不満(厚労省調査)


厚生労働省から、今月19日、「平成28年パートタイム労働者総合実態調査の概況」が公表されました。

この調査は、厚生労働省が、パートタイム労働者の雇用管理の現状、働き方の実態を把握することを目的としています(前回の調査は平成23年に実施)。

今回の調査は5人以上の常用労働者を雇用する事業所から約17,000事業所及びそこで働くパートタイム労働者から約17,000人を無作為抽出して平成28年10月1日現在の状況について実施したものです。

事業所調査によると、パートを雇用している事業所の割合は68.8%。
そのうち、正社員とパートの両方を雇用している事業所は64.0%。

正社員とパートの両方を雇用している事業所のうち、正社員と職務が同じパートがいるとした事業所は15.7%となっています。

個人調査では、「業務の内容及び責任の程度が同じ正社員がいる」パートの賃金水準についての意識も調査されました。これによると、「正社員より賃金水準は低く、納得していない」が33.8%と最も割合が高く、次いで「正社員より賃金水準は低いが、納得している」が30.8%となっています。

政府は、同一労働同一賃金の実現をめざしていますが、こうした事業所の動向に注目が集まりそうです。

なお、パート全体について、「今後の希望する働き方」も調査されましたが、結果は、「パートで仕事を続けたい」が72.0%、「正社員になりたい」が18.9%となっています。「正社員になりたい」は、少ないように思えますが、20~29歳に限ると4割を超えています。

非正規社員の正社員化については、年齢層によって意識の違いがあるようです。

調査について、詳しくはこちらをご覧ください。
<平成28年パートタイム労働者総合実態調査の概況>
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/keitai/16/index.html